輪ゴムは、最後の一本になると急に偉そうになる
輪ゴムはたくさんあるうちは気にならない。でも最後の一本になると、急に「これを使っていいのか」と迷い始める。
輪ゴムはたくさんあるうちは気にならない。でも最後の一本になると、急に「これを使っていいのか」と迷い始める。
スーパーの買い物かごを持って歩いていると、なぜか少しだけ堂々としてしまう。まだ会計前なのに「自分の買い物」だと感じる、あの不思議な境界線。
毎日結んでいるのに、なぜか片方だけほどける靴ひも。結び方なのか、歩き方なのか、それとも靴ひも同士で何か話し合っているのか。
冷蔵庫の前まで来たのに、何を取りに来たのか思い出せない。数秒の空白。「冷蔵庫の記憶防犯システム」。忘れることは失敗なのか、それとも生活に必要な仕組みなのか。
旅行や出張で泊まるホテル。眠るだけの場所のはずなのに、枕だけは毎回「初対面」から始まる。不思議な距離感。
片側を空ける習慣は、いつから当たり前になったのか。駅のエスカレーターで感じる不思議な空気。「並び方」と「暗黙のルール」。
自動ドアは人を見て開いているのか、それとも人を試しているのか。どうでもいいけど少し気になる。
なぜか財布の中に残り続ける期限切れの会員証や診察券。もう使わないはずなのに捨てられないのは、物への未練ではなく、過去の自分への遠慮なのかもしれません。
赤信号で立ち止まる数十秒。短いようで長いその時間に、人は何をしているのか。スマホを見る人、空を眺める人、せっかちな人。
「閉」ボタンは本当に効いているのか。それとも押した人が安心したいだけなのか。エレベーターの数秒をめぐる。